虫歯は「何を食べるか」より「どう食べるか」が大事!ステファンカーブで食事習慣を見直そう
歯磨きをしているのに、なぜ虫歯になるの? 毎日歯を磨いているのに虫歯ができてしまう。その原因は歯磨きの方法だけでなく、食事のタイミングや回数にある可能性があります。この記事では、ステファンカーブという考え方を使って、虫歯ができやすい食事環境と改善方法をわかりやすく解説します。 ステファンカーブとは? ステファンカーブとは、食事をしたあとの口の中のpH変化を示したグラフです。1943年にロバート・ステファンという研究者が発表した実験から生まれました。 pH7:中性(水と同じ) pH5.5以下:歯が溶け始める「危険ライン」 普段の口の中はpH6.8から7の中性に保たれています。 食事をすると口の中で何が起きる? 食事をすると、口の中の細菌が糖分を分解して酸を作り出します。pH5.5を下回ると「脱灰(だっかい)」が始まり、歯のエナメル質からカルシウムが溶け出します。これが虫歯の入口です。 食事をやめると、唾液の力でpHが中性に戻り、溶け出したミネラルが歯に戻る「再石灰化」が始まります。この回復には20から60分かかります。 虫歯になるのは「脱灰が再石灰化を上回る」とき 再石灰化が脱灰より多ければ虫歯にはなりません。しかし脱灰が再石灰化を上回ると、虫歯が進行していきます。 間食の多さが虫歯の最大の原因 虫歯になりにくい理想のパターンは、朝食・昼食・夕食のあとにそれぞれ十分な回復時間がある場合です。 一方、危険なパターンは食事のすぐあとに間食をしたり、甘い飲み物をちびちび飲んだりする場合です。口の中がずっと酸性のままになり、虫歯がどんどん進行します。 日常でやりがちなNG習慣チェックリスト 飴やガムをよく食べる 甘い缶コーヒーや炭酸飲料をちびちび飲む 食事と食事の間にお菓子をよく食べる 寝る前に甘いものを食べる ダラダラと長い時間をかけて食事をする 食事環境を整えるための3つのポイント 食事・間食の回数を減らす。間食は1日1から2回までを目安に。 飲み物を水やお茶に替える。砂糖入りの飲み物を少しずつ飲む習慣は特に危険です。 食後は水で口をすすぐ。すぐに歯磨きができない場合でも、水で口をすすぐだけでpH回復を助けられます。 まとめ 虫歯予防は、歯磨きだけでなく食事の環境を整えることがとても重要です。ステファンカーブを意識して、口の中が回復する時間を確保してあげましょう。 ※この記事は一般的な情報提供を目的としています。歯の状態が気になる方は、歯科医師にご相談ください。